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#18 理想と現実の反復運動

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私は、プログラムもデザインもできない、純正プランナーです。

というと、聞こえは良いのですが、実際は、プログラマーの気持ちもデザイナーの気持ちも

理解するのに苦労します。逆にプログラマー出身のプランナー、

デザイナー出身のプランナーは、それぞれの役職の気持ちを理解した上で指示を出せるので

現場ではウケが良いです。しかし、その反面、技術的な都合を優先するばかり、

無難な企画にまとまってしまうことがしばしばあります。

純正プランナーは己の想像力と経験と、交渉力で勝負します。

私はどちらかというと、想像力が豊かな方なんでしょう。頭の中ではゲームが

出来上がっているのですが、それを伝えるのに苦労する事が多いです。

さて、いくら想像力が豊富と言っても、ゲーム内で起きる全ての条件を

検証する事は出来ません。そして、想像は、都合の良い事ばかり思い浮かべるので、

穴がたくさんあります。それで、いざ画面が出来上がってみると

「思ってたのと違う」ことは、たくさんあります。

じゃあ、その時どうするか?

「思って他の違うから作りなおして」とは簡単に言えません。何人もの人が動いて

予算を消費しているわけですから、簡単に捨てるわけにはいきません。

出来上がったものを、工夫したり、少し変更を加えることで理想に近づけて

行く作業がはじまります。

ここで、求められるのが、理想と現実のバランス感覚。理想を追いすぎれば、

リテイクの連続で、開発が前へ進みません。現実(=出来上がったもの)ばかりを

見すぎると、当初考えていた目標を見失います。

現場スタッフと仲良くしたいがために、変更を遠慮することもあります。しかし、なぁなぁで

作ると、つまらない物が出来上がり、結果として、「ダメなプロジェクト」になります。

では、どうやって現場との関係を維持しながら、理想に近づけるか。

常にイメージを共有し続けることです。

・理想のゲームに対して、現状のビルドは今どの位置にあるのか?

・表現したい事、実現したい事は何か?

・それに対して現状のビルドからどれだけ手を加えるべきか。

それらを具体性を交えながら、絶えず、イメージを共有し続けることです。